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『知らなすぎた男』レビュー

劇の脚本かと思っていたら実は本当の暗殺依頼だった・・・王道を行く勘違いコメディ『知らなすぎた男』のレビューです。
themanwhoknew.jpg
原題:"The Man Who Knew Too Little" 1997年 アメリカ 94分
監督:ジョン・アミエル
出演:ビル・マーレイ、ピーター・ギャラガー、ジョアンヌ・ウォーリー、アルフレド・モリーナ

ストーリー:アメリカでレンタルビデオ店に勤めるひょうきんな男ウォレス・リッチーは、自分の誕生日をロンドンに住む弟に祝ってもらおうと、イギリスへやってきた。ウォレスの弟ジェームズ・リッチー(ピーター・ギャラガー)はやり手の銀行家でその日は顧客を家に招待して食事会を予定した。突然押し掛けてきたウォレスとの再会を喜ぶも、大事な食事会には"絶対"兄にいてほしくないジェームズは、最近流行っている観客が劇に参加して楽しむテレビ番組「ライブ劇場」へウォレスを参加させた。「ライブ劇場」では、実際の街なかで参加者がとある役を与えられて、周りの役者に合わせながら演技を楽しむ、というゲーム番組だった。しぶしぶ参加し、ストーリーの最初に電話が掛かってくる電話ボックスに入ったウォレス。しかし掛かってきた電話はイギリス諜報部から暗殺者に向けた仕事依頼だった。ダンディな暗殺者役だと思い込み、俄然やる気になったウォレスが指定された住所のところへ行くと、そこにはローリーと名乗る女(ジョアンヌ・ウォーリー)がいた。「私を殺すなら殺しなさい!けど例の手紙は一生手に入らないわよ!」
何の事かは分からないけど、とにかく思わせぶりな態度をとり、彼女を殺しに来た本当の暗殺者も撃退してしまったウォレスはそのままローリーと逃亡する・・・
実は手紙は本日行われるイギリスとロシアの歴史的平和協定調印式をターゲットとした、イギリス・ロシア双方の諜報部門が企てる破壊活動に関する密書だった。

レビュー:『サボテン・ブラザーズ』や『ギャラクシークエスト』、また邦画の『ザ・マジックアワー』と同じ、主人公は役を演じているつもりで、実は周りは本気だった、という勘違い系コメディです。『ゴーストバスターズ』シリーズなどでお馴染みのビル・マーレイ演じる主人公は、周りの"迫真の演技"に戸惑いながらもカッコよく決めようとしたり、おちゃらけたり、で皆を混乱させて笑わせてくれました。ウォレスが世間話をちょっとカッコつけて喋ったら、実はそれがスパイの隠語だったり、振り向いた拍子に敵をノックアウトする展開はベタですが大変楽しめます。
ウォレスはお調子者で、弟のジェームズが食事会に呼びたくなかったのはよく分かります。けどあの憎めない笑顔はいいですね。

また、平和な日々が続き予算を削られたKGBとMI6が協力して両国の平和調印式を台無しにして冷戦を復活させようという目論見は普通のスパイ映画としても十分題材にできる設定で、これをウォレスが解決してしまうのは痛快でした。

そういえば、ヒロインを演じていたのはジョアンヌ・ウォーリーという女優。ジョアンヌ・ウォーリーは私のお気に入りの俳優であるヴァル・キルマーと結婚して離婚した人です。だからどうということではないのですが。

あと、ソ連の殺し屋ボリスを演じていたのはアルフレッド・モリーナ。最近だと『スパイダーマン2』のドック・オックのイメージですが、今作ではまだお腹は出ておらず、体のでかいどこかかわいげのある殺し屋でいい味をだしていました。
と、調べて知りましたがアルフレッド・モリーナって『インディー・ジョーンズ 失われた聖櫃』の冒頭でインディを黄金の像まで案内する男サティポ役で映画デビューしてたんですね。サティポって互換が好きで覚えてた名前でした。インディを出し抜こうとしてトラップにハマり串刺しになりソッコーで死にましたが。

続き以降はネタばれありです。

オープニングのマトリョーシカ型爆弾の製造シーンという、スパイ映画っぽい背景に、コミカルな音楽と歩きだしたりする文字が重なり冒頭から映画の雰囲気が伝わってきました。イギリス人とアメリカ人とロシア人の描きわけもちょっとステレオタイプっぽくて面白いですね。しかし何といっても秀逸なのは脚本で、

ローリーの部屋に行く前にチンピラに絡まれ、これも脚本だと思い財布を渡してしまう
⇒ 「こいつ財布も身分証も持ってないぞ!」「当たり前だ。この男は本物のプロだぞ!」

「女は洗面所に連れて行ったのか(=始末したのか)?」「あぁ。彼女はさっき自分で洗面所へ行ったよ。」「女は自殺したと言うのか?」

ライブ劇場が終わる11時半にジェームズと高級輸入葉巻き(=アンバサダー)で誕生日を祝う予定なので「11時半に二人の男がアンバサダーに火を付けるのさ。」
⇒ 「奴は大使(=アンバサダー)の前で爆弾を爆発させることを知ってるぞ!しかも時刻まで!」

などなど勘違いで進んでくストーリーには笑わせてもらいました。

また一方で、爆弾のタイムリミットが近づく中、一向に主人公は真実に気付かないし一体どうやって止めるんだ、とちょっとハラハラさせてくれたりもしました。

『サボテンブラザーズ』や『ギャラクシークエスト』と違うところは、主人公が最後の最後まで本当のことに気付かないことですね。エピローグシーンで、CIAに見込まれてスカウトしに来た黒服男を、俳優へのスカウトだと思い込んでましたね。
なので、ピンチを救った英雄、あるいは戦いを通じて大切なものを見つけたりといった感動シーンがなく、その点がちょっと残念でした。

しかし、その点がむしろ完璧な「勘違いコメディ」としてのこの映画の価値なのかもしれません。


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