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『マラソンマン』レビュー

"Is it safe ?" 歯医者の道具の恐ろしい使い方を教えてくれる、ダスティン・ホフマン主演の緊張感溢れるサスペンス・スリラー『マラソンマン』のレビューです。
marathonman.jpg原題:"Marathon Man" 1976年 アメリカ 125分
監督:ジョン・シュレシンジャ-
出演:ダスティン・ホフマン、ローレンス・オリビエ

ストーリー:ニューヨークの貸金庫から小箱を引き取った老人は、不幸な交通事故で死んでしまった。しかしその小箱はすでに何者かへと渡っていた。
「ナチ逃亡犯 ゼルの兄、交通事故で死亡」南米の隠れ家で新聞の見出しを読みながらナチ戦犯の初老の男ゼルは笑みを浮かべていた。
表向きは石油関連の実業家だが裏ではアメリカのスパイとして働くシーラは、近頃自分の身の危険を感じていた。
歴史学を専攻する大学院生ビリー(ダスティン・ホフマン)はマラソン選手にあこがれ、毎日セントラルパークを走っていた。ビリーはある日図書館で知り合った女学生と恋に落ち、公園でデートをするが、突然暴漢に襲われる。そのことを兄であるシーラへ手紙で伝えたところ、シーラはビリーのもとへ飛んできた。久しぶりの再会を喜ぶビリーとシーラだったが、しばらくしたある晩、シーラは腹から血を流してビリーの部屋へやってきた。兄の変わり果てた姿に驚愕するビリー。
わけもわからないまま途方にくれるビリーのもとに、シーラの同僚だったという男が現れシーラはCIAの人間であり、もとナチのゼルに殺害されたと伝えられる・・・

レビュー:いつにもましてストーリーがうまく書けませんが、ただのマラソン好きの学生だった男がナチの隠し財産をめぐる抗争に巻き込まれてゆくという話です。学生といいつつ、ダスティン・ホフマンはこのときすでに40歳くらいだったということで、あらためて彼の演技力に驚きます。『マラソンマン』は『卒業』と並びダスティン・ホフマンの代表作ですが、タイトルは知っているけど観たことない人も多いのではないでしょうか? 今作は当時のサスペンス映画の代表作とされるだけあり、誰も信じられなくなるどんでん返しの連続、緊迫感あふれる追跡、そして極悪な敵ゼルによる身の毛もよだつ拷問、と大変見ごたえある作品になっています。
"大どんでん返し"を売りにする映画も増えていますが、'76年に公開された『マラソンマン』は最近の映画に全く引けを取りません。まぁ、古い作品なのでちょっとテンポがゆっくりだったり、本題に入るのに時間がかかったりしますが、中盤からフィナーレまで続く緊張感は一見の価値ありです。

また、隠しナイフや乳母車爆弾など、スパイっぽいちょっとした小道具にも注目です。


ナチの戦犯であり逃亡犯である男ゼルは全く観る者の共感を許さない真の極悪非道で観ていて恐ろしくなります。ゼルのセリフとして有名な"Is it safe ?"はしばらく忘れられそうにありません。

つづき以降はネタばれありです。
まだ相手が何者か全く知らず、椅子に縛り付けられて溜息をつくビリーに、ゼルが静かに問いかけます。"Is it safe ?" 「何の事を言ってるんだ!」と声を荒げるビリーに対し、ゼルは再び"Is it safe ?"
元歯科医というゼルはビリーにダイヤのありかを吐かせるために、とうとうドリルを取り出し、ビリーの健康な前歯を"チュイイィィン"とやり始めます。響き渡るビリーの悲鳴。このシーンはほんと痛々しいです。私は最近歯医者通ってるんでなおさらでした。

最近は『ソウ』をはじめとした「痛い」シーンのある映画も一般化してきましたが、『マラソンマン』が公開された当時はあまりに過激な拷問描写が批判され、拷問シーンのときは観客が席を外すという現象も起きたほどだそうです。

ゼルに関しては、ニューヨークの街なかでユダヤ人に指をさされ焦って早歩きになるシーンも素晴らしかったです。観ていて背中に力が入ってしまうような緊迫感でした。

ゼル一味から助け出してくれたと思ったら、ビリーの味方のふりをしてダイヤのありかを聞き出そうとするCIA。一目ぼれした相手エルザも実はナチス。そして、ビリーはダイヤのことはこれぽっちも知らない。哀れな主人公です。

ビリーは最終的にはほとんどヤケクソでゼル、CIA、そしてエルザと対峙することになります。ここで主人公に大活躍させないところもこの映画の巧いところで、一般人が突然非日常に放り込まれたらどうなるか、を感情移入できるように描いているように思えました。

そういえば、タイトルが『マラソンマン』だし予告編でもダスティン・ホフマンが半裸で一生懸命走ってますが、実際のところビリーがマラソンしている意味はほとんどなかった気がします。が、『マラソンマン』ってミステリアスでよいタイトルですね。


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