Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://glassniaozora.blog.fc2.com/tb.php/28-13376b95

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

『ディック・トレイシー』レビュー

原作アメコミの世界を忠実再現しようとした映画としては元祖? 1990年のアクション活劇ムービー『ディック・トレイシー』のレビューです。
dicktracy.jpg
原題:"Dick Tracy" 1990年 アメリカ 101分
監督:ウォーレン・ベイティ
出演:ウォーレン・ベイティ、アル・パチーノ、マドンナ
音楽:ダニー・エルフマン

ストーリー:禁酒法が解かれた1930年代のアメリカの、ギャングがはびこるとある街。凄腕ヒーロー刑事:ディック・トレイシー(ウォーレン・ベイティ)は、最近街を牛耳ろうと勢力を拡大しているギャング:ビッグ・ボーイ(アル・パチーノ)の逮捕に執念を燃やしていた。ある日、街の高級クラブのオーナーが行方不明となり、ビッグ・ボーイが店の権利譲渡証を持って現れた。ビッグ・ボーイの犯罪を暴くため、トレイシーはクラブの妖艶な歌姫ブレスレス・マホーニー(マドンナ)に証言を求めるが、どうも一筋縄にはいかない。トレイシーは、助けたみなしごキッドや恋人テスを守りながら、狡猾なビッグ・ボーイに戦いを挑んでゆく。

レビュー:真っ黄色なコートと帽子に無線機付き腕時計、頭のキレも腕っぷしも天下一品、ハードボイルドな面と人懐っこい笑顔を併せ持つ敏腕刑事、という正に正統派コミック・ヒーローな主人公ディック・トレイシー。私欲のためにやるときは容赦ないけどどこかかわいげもある狡猾な、これまた正統派な敵キャラ、ビッグ・ボーイ。トレイシーを愛しているけど、彼の危険な日常についてゆけるか心配な恋人テス。盗みを働いてトレイシーに捕まるけど、トレイシーの影響を受けていつの間にかサイドキック的存在になる腕白小僧キッド。トレイシーを誘惑する美しい悪女ブレスレス。赤や緑のビビッドカラーなコートに身を包むおとぼけ刑事たち。でこぼこな頭や大きな鼻などコミックそのままの姿で登場するチンピラやギャングたち。そんなキャラクターたちが、ダニー・エルフマンのいかにもなテーマ曲に乗って色彩豊かな街中で画面狭しと大暴れする、そんな映画です。

原作コミックは1931年から続く新聞コミックで、本国アメリカではバットマンやスーパーマン並みの知名度を持ち、過去に何度か実写やアニメで映像化されてきたそうです。


そして本作。コスチュームや、アニメと融合したような美しい街のCGも去ることながら、ギャングたちの特殊メイクは非常に秀逸で、その年のアカデミー賞の特撮系部門を総なめしたのも納得の出来栄えです。今でこそ、『シン・シティ』や『ウォッチ・メン』など原作コミックそのままテイストの素晴らしい映画がありますが、90年でここまでできたのは本当にすごいと思います。ビジュアルを楽しむためだけでも一見の価値ありです。

まぁ、特殊メイクはやりすぎ感もありまして、アル・パチーノは言われなきゃ絶対分からないくらい顔変わってるし、あと実はダスティン・ホフマンも出てるのですが、エンドロール観て、「こいつだったのかよ!」という心の中で叫ぶくらいでした。

内容としては、笑いあり涙ありハラハラドキドキのバトルあり謎解きもありラブロマンスもあり、と王道をゆくヒーロー活劇。時々ベタな映画が観たくなる私は大いに気に入りました。まさに誰でも安心して観れるタイプの映画ではないでしょうか。(マドンナのサービスシーンがちょっときわどいかもしれませんが。)

アメコミ原作映画が好きな人や、タフガイの活躍を観てスカッとしたい人にはぜひ観てみてほしい映画です。

予告編映像は鮮明なものが見つかりませんでした。DVDの映像はきれいですよ。

続き以降はネタばれしてます。


バットマンやスパイダーマンなど何気にアメコミ映画の音楽も多く作曲しているダニー・エルフマンによるテーマ曲はカッコイイですね。この音楽に乗せてトレイシーが時計と銃とコート、そして最後に帽子を取っての出動や鮮やかな街並みを見下ろす場面は気持ちが盛り上がるシーンです。ベタですがそれがまたいい。


あと音楽では、マドンナが歌うシーンはよかったですね。最初マドンナ出てるとは知らずに観ていて、すごく歌うまい人出てるなぁ、と思ったらマドンナでした。若いです。マドンナが出てる映画はほかに『007/ダイ・アナザー・デイ』のごく短いシーンくらいしか観たことなかったので化粧濃いくらいしか印象になかったのですが、今作ではほどよい悪女ぶりを発揮していました。

ビッグ・ボーイの犯行と思われる現場でブレスレスのイヤリングを発見したことから、トレイシーは彼女に証言させようとしますが、逆に誘惑されてタジタジに。トレイシーはなかなか尻尾を出さないビッグ・ボーイに対し、クラブに盗聴器を仕掛けて賭博情報を探り、組織を次々摘発しますが、ビッグ・ボーイに盗聴器がばれて逆に利用されて罠にはまってしまうかと思えばそんなこともなく鮮やかに脱出。脱出できないときはたまたま駆けつけたキッドに助けられたり。

キッドも絵にかいたような、主人公サイドの腕白小僧で、かわいげのない態度からトレイシーに感化されて正義の心が芽生えてゆきます。

ビッグ・ボーイが勢力を広げようとしてる中、暗躍する”顔のない男”。ビッグ・ボーイには誘拐の濡れ衣を着せ、トレイシーには殺人罪の濡れ衣を着せ、両者を一挙に排除して街をこの手にする野望の持ち主です。この人物の正体はわりと最後まで想像付きませんでした。というか、”顔のない男”ってキャラがちゃんと別にいるのかと思いましたよ。

アル・パチーノのビッグ・ボーイは狡猾かつコミカルな悪役で、「俺はお前を誘拐なんかしてないのに!だが仕方がない、この状況では人質になってもらうしかなくなってしまった!」と文句を言いながらテスを引っ張ってゆくシーンは面白かったです。またいちいち格言を言ってドヤ顔するところもよかったですね。

ウォーレン・ベイティのトレイシーは、正義感あふれるタフガイですが、実家に帰ってしまったテスに気が気じゃなくなってまったりと表情豊かでよいキャラをしていました。キザなセリフも似合ってました。


思い返してみると、ストーリーはベタですが、キャラが皆良い味を出していたのがこの映画のよいところだったようです。私はアメコミ原作映画はほとんどすべて観ていますが、キャラがしっかりしてるという点で『ディック・トレイシー』はお気に入りの一作になりました。




関連記事
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://glassniaozora.blog.fc2.com/tb.php/28-13376b95

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

i.w.

管理者: i.w.
川崎在住。
趣味の(備忘録)ブログです。
映画関連を中心に。
アメコミULTIMATE X-MENも中心に。
基本的に同曜日⇒同カテゴリへ投稿。

11月 | 2018年12月 | 01月
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
プルダウン 降順 昇順 年別


最新トラックバック

RSSリンク

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。