Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://glassniaozora.blog.fc2.com/tb.php/16-436a8800

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

『サブリミナル』レビュー

2つの世界が交錯するミステリー・ファンタジー+アクション(?)な映画『サブリミナル』のレビュー。
ストーリーのもやもやが晴れてゆくにしたがってちょっとドキッとする映画です。
frankryn.png
原題:"Franklyn" 2008年 イギリス/フランス 97分
監督:ジェラルド・マクモロー
出演:ライアン・フィリップス、エヴァ・グリーン、サム・ライリー

ストーリー: 未来とも中世とも思える美しくも暗い異世界ミーンワイル・シティ。そこでは無数の宗教が存在し、全国民は何かの宗教を信仰することを義務付けられていた。悪に罰を下すお尋ね者の無信仰者ジョン・プリースト(ライアン・フィリップス)は、ある宗教の教祖インディビデュアルにさらわれた少女を助け出すため街を駆け巡るが、警官隊に取り押さえられてしまう。
ところ変わって現代のロンドン。フィアンセに婚約を破棄されたマイロ(サム・ライリー)は、傷心の日々を過ごすある日、幼いころの初恋の女性に偶然出会う。時を同じくして、学生のエミリア(エヴァ・グリーン)は自殺未遂を繰り返し、入退院を続けていた。さらに時を同じくして、初老の男ピーター(ベルンハルト・ヒル)は失踪中の息子を捜していた。
別々の場所で別々の目的や悩みを抱える4人の男女の運命はだんだんと近づいてゆき・・・

レビュー: よく練られたストーリーと、CGを含めた美しい映像で私はなかなか楽しめました。けっこうクセのある映画で好き嫌いは分かれそうですね。特に現代ロンドンのシーンは。(しばらく淡々と辛めの話が進んでゆくのに耐えられない人はだめかもしれません。ラストはほとんど誰でも受け入れられると思いますが!)
あとヨーロッパ映画だからか、テンポがわりとゆったりですね。

異世界ミーンワイル・シティはハリウッド並みの申し分ないCGで描かれ、またマスクの男ジョン・プリーストは『ウォッチメン』のロールシャッハをごつくした感じでアクションの切れもよいです。

そんなビジュアル的にグッドな異世界と対照的な現代のロンドン。見るからにナイーブな優男マイロや、病的な自殺未遂常習者エミリア、どこにでもいそうなお爺さんピーター。序盤は4人のつながりが全く見えず、ヒント探しに明け暮れながら観てましたが、ピーターが息子を本格的に探し出してから、真相へ向けて物語が一気に加速します。

DVDのあおり「お前のリアル<現実>は本物か?」はいかにもB級映画っぽい感じがしますが、観終わった後この意味をあらためて考えるとちょっとドキッとします。

(続き以降はネタばれしてます)
frankryn2.png マスク男ジョン・プリーストはただの劣化ロールシャッハかと思いきや、多人数相手の立ち回りや、刑務所からの脱出シーンがなかなかカッコよかったですね。中身もライアン・フィリップスだし。何年も監禁・拷問されても決して信念を曲げないとことか、情報屋を締め上げて情報を吐かせたりとか、少女を救えなかった自責の念やインディビデュアルへの憎しみとか、カッコいいぜジョン・プリースト、と思って途中までは観ていたのですが・・・。

マイロが落ち込んだ時に現れて心の傷を癒してくれる女性は、実はマイロの心の中だけに存在していたことが明かされ・・・。
さらに、ピーターの息子は精神病院を脱走して、もと同僚をボコしていた事実が判明し、医師によれば彼は数年前の妹の死の原因は特定の個人(=Individual)に責任があると考えているとのことで・・・。

ミーンワイル・シティはピーターの息子デイヴィッドの空想の世界なのでした。物があふれ、皆何かに従って生きているこの世の中をデイヴィッドの目を通してみると、くだらない宗教があふれるもう一方の(=meanwhile)世界だったのですね。

監獄で拷問されていると考えながら精神病院で治療を受け、退院の手続き途中に脱獄し、妹の敵、インディビデュアル=父親を殺すための行動を開始したと。

恐ろしいです。私だって普段自分が正しいと信じたことを行動に移してるし、さまざまな人と関わっています。自分が現実だと信じていることがもし、本物じゃなかったら? ・・・と考えるとドキッとします。

一方で、デイヴィッドのような病状の人は日常がミーンワイル・シティ、あるいはファンタジーやSF映画で描かれるような世界になっていると思うと、その世界で自分が悪を懲らしめるマスクマンだったら、やはりそこから抜け出すのは相当な苦労が必要なんだろうと思いました。

そういえば、終盤はジョン・プリーストがどうなるのかに気を取られすぎて、最後に掃除のおじさんの正体が判明するシーンでは、ハッとしてしまいました。最後まで楽しめました。

TSUTAYAでジャケット見て借りた映画でしたが、予想以上によかったです。

最後に、ネタばれ満載の日本語予告編。
 
関連記事
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://glassniaozora.blog.fc2.com/tb.php/16-436a8800

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

i.w.

管理者: i.w.
川崎在住。
趣味の(備忘録)ブログです。
映画関連を中心に。
アメコミULTIMATE X-MENも中心に。
基本的に同曜日⇒同カテゴリへ投稿。

03月 | 2018年04月 | 05月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
プルダウン 降順 昇順 年別


最新トラックバック

RSSリンク

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。